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ハードブレグジット懸念とトランプ大統領就任式 USD/JPY相場1月16日~1月20日

【月曜日】
週末の間に米共和党議会で国境税を検討しているとのニュースや、英国メディアからメイ首相が行う17日の演説で「EU単一市場からの撤退を表明する」とのニュースがあり、週を明けたドル円相場だったが、ハードブレグジットの懸念からポンドが売られ、その影響を受けてドル円もやや下に窓を開けてスタートした。114.3円から始まったドル円は114.5円程度まで一旦は上昇するも、114.5円を超えられずに値を下げると上値を切り下げて値を下げていった。日本市場が終わった後の15時台には先週の安値を更新し113.625円まで値を下げたが、そこで一旦は下げ止まり反転すると114円台まで値を戻していった。その後はアメリカ市場がキング牧師誕生日で休場ということもあってかドル円は114円台前半でレンジ相場となっていた。
【火曜日】
9時に日本市場が開くとドル円は113.819円まで値を下げたが、すぐに反発し114.3円近くまで値を戻していった。10時を過ぎるとドル円は売られ始めて徐々に値を下げたが、日本時間14時ごろにトランプ次期大統領がWSJのインタビューで対人民元で米ドル高を牽制したことが報じられたことが強く影響したようで昨日の安値を更新して値を下げていった。このインタビューは13日に行われていて記事の焼き直しのようだったが、本日20:45に英国メイ首相の演説が予定されていたこともあってハードブレグジットの懸念も重なり、マーケットへの影響が大きかったようだった。ドル円は一時113円を割り込むところまで下落していたが、113円では一旦は反発を見せるも20時になると再び売られて113円を明確に割り込みメイ首相の演説前には112.730円まで値を下げていた。20:45にメイ首相の演説が始まると、ドル円は反転し113円台へと値を戻していった。会見中には市場は乱高下していて、EU単一市場からの撤退は表明されたものの材料出尽くし感からか反発傾向にあり、ドル円は113.5円台まで上昇していった。113.5円から上は先週の安値が意識されたのか重く、22:30に発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数が予想よりもよくなかったことやNY連銀のダドリー総裁からもドル高牽制発言があったことから、ドル円は再び112円台まで売られて値を下げていった。ロンドンフィキシング後には再び安値を更新し112.679円まで値を下げ、そこで一旦は反発するも、日本時間の18日4時には再び安値を更新し112.631円まで値を下げると朝まで下値に張り付いていた。
【水曜日】
早朝、7時前に仕掛け的な売りでドル円は安値を再び更新し112.5円台となっていたが、昨日から複数回安値を更新しても値を下げ止まっていたためか、反発に転じて、そこからはジリジリと値を上げる展開になっていった。チャートでも小さな逆三尊を作り、ネックラインの113.20円近くをブレイクすると上昇を続け、22:30の米消費者物価指数(CPI)の発表時間には113.5円台まで上昇していった。CPIの数値は市場予想の通りだったが数値からはアメリカ経済が好調であるとみれた。ドル円は113.5円では値が重くなっていて一旦少し値を下げたが、日本時間19日の5時に予定されていたイエレン議長の発言前には、ジリジリと値をあげて113.7円まで上昇し、イエレン議長のタカ派寄りと受け止められた発言が伝わると114円台へと上昇していった。イエレン議長は2019年にかけて3%の金利を見込んでいるようだった。同時刻に20日に予定されているトランプ大統領の就任式でいくつかの大統領令が予定されているとの報道もあって、ドル円の上昇を後押しして日本の日が開けるころまでに114.7円まで上昇していた。
【木曜日】
ドル円は114円後半の上昇後の高値で推移していて上値を何度か試す場面もあったが、115円近くには1月3日の高値から引くチャネルラインがあり、上値が重くなっていた。16時台になると115円を何度か試す場面もあったが、超えられずに反転してしまうと114.5円を割り込むところまで値を下げた。しかし、底堅く反発するとしばらくはレンジ相場を形成し、22:30に発表されたアメリカの経済指標が予想を上回る結果のものが多かったこともあって上昇した。同日にはECBが政策金利を発表していて、同じ22:30からはじまったドラギ総裁の会見でもこれまでと変わらないスタンスが確認できたことでドル円の上昇につながったようだった。ドル円は115円をブレイクすると値を115.5円近くまで値を伸ばし、ムニューチン氏の「強いドルは長期的には重要」との発言などもあって115.613円まで値を上げたが、合わせてドルが「非常に、非常に強い」という見方も示されたためか、上昇後は反転し114円台へと下落していったようだった。
【金曜日】
115円を挟んで推移していたドル円は東京市場ではゴトー日だったため仲値に向けた買いが若干見られたが、10時台になると値を下げていった。日本時間の午前にはイエレン議長が再度発言していて、内容が前回とは異なりハト派寄りに受け止められたこともドル円の売り材料となっていたようだった。その後には、中国のGDPも発表されていて、数値は市場の予想を上回っていた。ドル円は114.5円台がすでに底堅くなっていて、なべ底チャートを形成して20時には115.3円台まで再び上昇していった。その後はトランプ大統領の就任式待ちとなって、就任式の前後の時間ではワシントンで反トランプ派が暴動を起こしているとの報道もあったが、就任式は問題なく進み、現地時間20日正午(日本時間21日午前2時)にトランプ大統領が宣誓を行いトランプ大統領が正式に誕生となった。その後の演説は、前回の会見のような失望を誘う内容はなかったが、特に経済対策などで具体的な内容がなかったことから、ドルはやや売られる展開となっていたようだった。ドル円は、その後若干下落しチャートでダブルトップができていた114.5円のネックラインを下回る場面もあったが、週の終値では114.5円に戻し、イベント目白押しであった週だったが、結局のところ先週とあまり変わらない値で終えることになった。
【今後の見通し】
ドル円は先週の時点で割り込むことはないだろうとみていた113.755円を割り込み112.5円台まで下落したが、週足チャートでは下髭の陽線を作り、反発が期待できる形となった。トランプ大統領の就任式というイベントを通過したが、具体的な経済政策はまだ実行に移されていないため、ここからのドル円の値動きは今後の実施される政策次第になりそうだ。財務長官に指名されているムニューチン氏がドル高を容認する姿勢を示し、イエレン議長が今後の利上げを示唆している中で、経済政策が確実に実行されていけば、ドルの上昇につながるとみているが、トランプ大統領の対応次第ではしばらくは112.5円から118.5円のレンジ相場となることも頭に入れておきたい。
【次週の予定】
次週は引き続きトランプ政権の動きに注意をしておきたい。経済指標では27日のアメリカのGDPや、その他の日米の各経済指標に注目。
USD/JPY week O:114.303 H:115.613 L:112.566 C:114.552
USD/JPY予想レンジ 1月23日~1月28日 113.500-118.500

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