FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > 日本の金融政策を批判したトランプ大統領 USD/JPY相場1月30日~2月3日

日本の金融政策を批判したトランプ大統領 USD/JPY相場1月30日~2月3日

【月曜日】
週末土曜は日米首脳の電話会議があり2月10日にアメリカで首脳会談が開かれることが決まった。そのほか日曜にかけて、メキシコの壁の建設費のために日本などのアメリカが貿易赤字を抱える国の輸入品に20%の関税をかけることを検討しているというネガティブな報道やトランプ大統領の入国制限に関する大統領令でアメリカでの混乱する様子が報道されていたため、ドル円はリスクオフの流れから下に窓を開けて114円台でスタートした。114.7円から上昇するも115円に届かずに値を下げ始めるとドル円は114円台前半へと値を下げていった。114円台前半では反発もみられ、17時には再び115円近くまで上昇していたが、115円に届かずに値を下げると下値を追う展開が続いた。オーストリア中銀総裁がEUの3月テーパリングは時期尚早との見解が伝わるとユーロが値下がりしたがドル円は小幅に反発するにとどまった。ドル円チャートでは先週からの時間足チャートで三尊がみられ、ネックラインの当日の安値114.2円をブレイクするとNYダウが20000円台を割り込んだこともあって下げ幅を広げて113.444円まで値を下げていった。アメリカの各経済指標は概ね予想通りの結果となっていた。
【火曜日】
113円台まで値を下げていたドル円は下値でレンジ相場を形成して、日銀金融政策決定会合の政策金利発表を待っていた。12時前に日銀から現状維持の発表が伝わるとドル円は一旦はやや値を上げたが、展望レポートでGDP予測が上方修正されたことが嫌がられたようで昨日の安値を更新し113.236円まで値を下げた。しかし、下値は実需のオーダーが控えているようで反発し、その後はやや値を戻して小幅なレンジ相場となり、黒田日銀総裁の定例記者会見でテーパリングの懸念が改めて否定されたことで値を少し上げる場面もあり、17時台には114円近くまで値を上げていったドル円だったが、114円で上値を押さえつけられると再び値を下げ始め、ニューヨーク市場時間に入ってトランプ米大統領のアドバイザーがユーロ安けん制したことでドル円も値を下げ、その後続けてトランプ大統領が日本の為替政策を批判したことが伝わると、ドル円は急激に値を下げて112.088円まで下落した。トランプ大統領からの直接的な言及だったためドル円への影響は大きかったが、所詮口先介入であることもあってか、112円では強い反発もみられドル円は113.309円まで値を戻したが、その後は三角保ち合い相場となっていった。同時刻帯には複数のアメリカの経済指標の発表もあったがトランプ大統領の発言にかき消されていた。
【水曜日】
朝方に112円台後半で推移していたドル円相場は、三角保ち合いを上方にブレイクすると値を上げて113円台後半まで上昇していった。同日はシムズ氏が来日していたり、トランプ大統領が米最高裁判事指名をしたりしている中、日本の衆院予算委員会の質疑の中で昨日のトランプ大統領の発言を受けて、麻生太郎財務相が「為替条項はなじまない」と発言したり安倍首相、黒田日銀総裁などの牽制的な発言もあってドル円は下値が支えられて上昇を継続していたようだった。113.6円台まで上昇したドル円は上昇一服後はやや値を下げたが、22時15分にADP雇用統計の予想より大幅に強い結果が発表されると値を飛ばして上昇し高値を更新したが、上値は重くなっていた。その後24時に発表されたISM製造業景況指数も予想より強くドル円は再び高値を更新したが、114円に届かずに値を下げるとアメリカの週間原油在庫が予想より多くなっていたことから原油価格が下げ、つられてドル円も値を下げていった。日本時間2日の4時にはFOMC政策金利発表があったが、予想通り金利は据え置きで、声明文に大きな変化も見られず、期待されていた3月の利上げ材料に乏しかったため、発表直後ドル円は若干値を上げた後は112円台まで下落していった。チャートでは小さなヘッドアンドショルダーができていて、ネックラインの113.2円を割り込んだのも下落を強めていたかもしれない。
【木曜日】
FOMCで112円台まで下げていたドル円は8時台には113円台前半まで値を上げていたが、日本市場が開始されると値を下げ始めて、再び112円台へと下がっていった。午後の日本10年物国債の入札結果が不調との見方から日本の長期金利が上昇したことがドル売りにつながっていったようだった。ドル円は112.5円を一時割り込むも、前に何度も反発していた値だったためか一旦は反発をしたが、113円まで戻せずに再び値を下げると112.5円以下へと沈んでいった。112.5円以下は実需のオーダーが多かったようではあるが、同日112円にNYオプションが観測されていたこともあってか、下落圧力はすさまじいものがあって、ジリジリと値を削るようにして下げていった。22時台には火曜にトランプ大統領の円安けん制発言で下落した安値を更新し、112.061円まで値を下げたが、安値更新後は下げが強まるよりも反発が強く値を戻し、再び値を下げる動きもあったが安値は更新できず、12時を過ぎると徐々に値を上げてドル円は112円台後半へと上昇していった。
【金曜日】
仲値に向けて113円を伺うところまで上昇していたドル円は、10時台に日本国債買い入れで増額オペがあったため113円をブレイクしたが、期待されていた指値オペがなかったことですぐに値を下げて112.5円まで急激に値を下げた。112.5円では反発したが、下値に張り付いていたところ、12時30分頃に日銀が国債指し値オペを通知したことが伝わると急激に値を上げて113円台まで値を上げていった。その後はジリジリと値を上げたが上値は重く、雇用統計も控えていたことから小幅な値動きになっていた。注目の雇用統計は直近の雇用関係の指標から良い結果が見込まれていて、発表された雇用者数は予想を上回る強い結果だったが、賃金の伸びが予想を下回っていたため、発表直後に上値を試した後すぐに値を下げて112.5円台まで下落した。その後は米シカゴ連銀のエバンズ総裁が発言をしていたことやNYダウが雇用統計の結果を受けて20000ドル台を回復したこともあってか少し値を戻す場面もあったが、下落圧力は強くジリジリと値を下げていた。24時にはISM非製造業景況指数の発表があり、こちらは予想より悪い結果となっていて、ドル円は値を下げていった。112.305円まで値を下げた後は上昇に転じて、米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の3月の利上げの可能性を示す発言で113円台まで上昇したが、そこから値を下げると週の終値は112.6円台で終わった。
【今後の見通し】
ドル円は112.5円を下方にブレイクし先週の安値を更新しているが、112円で踏みとどまっている。112円近くには日足の75日移動平均線が位置しており、ここがサポートしているようでもある。1月の月足は大陰線となり、週足チャートも大陰線になっているので移動平均線を下方にブレイクした時には急激な値下がりに注意したい。年初から、ここまでの下げは想定していなかったが、相場は常々想定外なものであると実感させられる。現在はトランプ政権の負の面が多く出ているが、予算教書から今後減税、インフラ対策の規模が明確になるにつれて再びドル高へと進むとみているが、112円を割り込んだ場合にはトランプラリーの半値戻しの110円近くまでの下落は想定しておきたい。
【次週の予定】
次週は引き続きトランプ政権の動きに注目。その他では特に注目する経済指標はないが、2月10日の日米首脳会談には注目しておきたい。
USD/JPY week O:114.736 H:114.937 L:112.061 C:112.609
USD/JPY予想レンジ 2月6日~2月10日 112.000-118.000

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前