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注目されていた日米首脳会談を通過 USD/JPY相場2月6日~2月10日

【月曜日】
週末にはアメリカで裁判所によって大統領令による入国制限が差し止められ、入国制限による混乱に解決の兆しが見られたり、ドットフランク法の廃止の大統領令のニュースが前週の市場が終わる前に出ていたが、ドル円は下に値を開けてスタートした。112.5円を割り込んで始まった相場は早々に値を上げて週末のギャップを埋めたが、再び値を下げると112.2円近くまで値を下げていった。その後は再び上昇すると16時台には112.7円台まで値を上げたが、そこが高値となって値を下げていき、22時には一時先週の安値を更新して112円を割れるところまで値を下げた。112円にはNYカットのオプションが観測されていたようで下値を追う動きが強かったのはオプション絡みの売買があったのかもしれない。112円割れでは反発も強く、0時には112.5円を超えるところまで値を戻したドル円だったが、0時を過ぎると値を下げ始めて、特に目立った材料がない中、先ほどの安値を更新すると112円のストップを狩るような値動きから急激に下落していき4時には111.618円まで値を下げていった。
【火曜日】
111円台で推移していたドル円相場は、9時台になると再び安値を更新し111.586円まで値を下げたが、安値を更新しても下げ幅は強まらずに反発すると持ち直していった。日本時間の早朝から午前にかけては米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が利上げを支持する発言をしていて、ドル円は少し値を上げる場面もあった。112円は値が重くなっていたがジリジリ値を上げると16時台になって112円をブレイクして、ドル円は上昇を強めてNYの取引時間帯には112.5円へ値を上げていった。同日発表された中国の外貨準備高は3兆ドルの大台を割り込み、ユーロはフランス大統領選の不透明さから売られていた。ドル円市場では22:30のアメリカの貿易収支に注目が集まっていて、発表前にドル円はやや値を上げていた中、発表された貿易収支は予想より赤字幅が減少していたが数値の差が大きくなかったためかマーケットの反応は限定的だった。ドル円は0時台になると112.5円を一時超える場面もあったが、その後は米国債利回りの低下につられて値をさげていき、2時には再び111円台まで値を下げ、111.8円を前に反発すると朝方には112円台前半まで値を戻していた。
【水曜日】
ドル円は112.5円から上の値が重い展開が続いている中、10時過ぎに日銀の国債買い入れオペの通知があり、112.5円を超えるところまで値を上げたが、その後買い入れ額への失望からか値を下げて112.036円まで下落していった。ドル円は時間足レベルのチャートで三角保ち合い相場となっていたが、短時間に値を上下する荒い展開が続いていた。21時になると三角保ち合いの下限をブレイクし、23時には特に大きな材料がない中、111.638円まで値を下げていった。値を下げたドル円だったが月曜の安値を更新はせずに反発すると、3時の米国債入札時間をきっかけに金利差から反発して、再び112円台へと値を上げていった。ただ上値は重く112.2円台まで値を上げた後は再び値を下げて111円台へと値を下げていた。
【木曜日】
朝方111.741円まで値をさげていたドル円はそこが安値となって反発し、時間足チャートで小さなダブルボトムを作ると10時台にネックラインを超えてジリジリと値を上げていく展開が続いた。112円台前半でジリ上げとなっていたドル円は、22:30にアメリカの新規失業保険申請件数が発表され数値が予想外に減少していてアメリカの雇用が強いことが確認できたが、ドル円レートへの影響は限定的だった。同日「トランプ大統領の未明の電話」という報道がされていて、内容はトランプ大統領が「ドル高かドル安か」を悩みフリン大統領補佐官に深夜に電話をしていたというものだった。市場への影響は不明だったが、明日に控える日米首脳会談を前に、トランプ大統領の判断に迷いが出ているようではあったが、このような記事がどこから情報が出たのかはわからないが出てきたということは何かしらの市場へのメッセージだと受け止められる。ドル円相場は112.5円が強く意識されていて値が重かったが、23時台になって上昇が強まる場面があり、112.5円をブレイクすると火曜日、水曜日の高値をブレイクし112.6円を超えて急激に値を上げていった。同時間にトランプ大統領から「2~3週間以内に驚くべき税制について発表をする」との発言もあり、この発言がドル高を強めていたとみれる。上昇をはじめたドル円は日本の朝方には113円台まで値を上げていった。
【金曜日】
同日アメリカにて予定されている日米首脳会談に注目が集まる中、ドル円は昨日の上昇の流れを引き継いで日本市場が9時に開くと113円台後半へと値を上げていった。同日、トランプ大統領と中国の周主席が電話会談を行い、トランプ大統領が「一つの中国」を認めるとの考えを示したことが伝えられていた。ドル円は113円台後半で値を推移していたが、114円は1月31日と2月2日の2回叩かれているポイントでもあり、上値が意識されているためか値が重くなっており、113.862円まで上昇したあとに17時台には値を下げて20時には113円前半まで値を下げる場面もみられた。値をさげたドル円ではあったが、日米首脳会談前のためか値動きはある程度限定されていたと思われる。その後、22:30に米輸入物価指数の予想より強い結果が発表されるとドル円は反転し、再び113円後半まで値を上げる場面があった。23時を過ぎると日米首脳会談に関する報道が少しづつ出ていたが、マーケットの反応は限定的だった。24時に発表されたミシガン大学消費者態度指数は予想を下回り、ドル円は売られたが会談を前にドル円は113.5円近くの値で上下をするに留まっていた。深夜1時台になると仕掛け的な売りなのか、ドル円は値を下げ始めてチャート上のサポートラインになっていた113.3円台を割り込むと113.037円まで値を下げていった。2時台にはメスター連銀総裁の「緩やかな利上げを支持する」との発言もあり、ドルは売られる場面もあった。大統領と安倍首相の会談の前には、岸田文雄外相とティラーソン米国務長官や、麻生副総理とペンス副大統領との初会談もあり、情報が伝わるたびにドル円は値を上下する展開となっていた。トランプ大統領と安倍首相の会談は2時過ぎにはじまり3時を過ぎてから合同記者会見が開かれた。会見の内容は、はじめはトランプ大統領が演説し日米同盟の強化を確認するものとなっていて好感する部分ではドル円は113.5円台まで上昇する場面もあったが、安倍首相の演説時には値を下げる場面もあった。注目されていた為替相場への言及は記者からの質問が出てきて質疑応答の形で両首脳が答えていたが、日本の円安を強くけん制するような内容はみられなかった。しかし、トランプ大統領が通貨問題について質疑応答をする場面では、下値は113円を割り込んで112.854円まで値を下げる場面もあったが、内容が日本への言及ではなく中国を対象としている発言とみられたため下値は限定的だった。ドル円は会談中に乱高下したが、会見終了後は113.5円台まで値をもどしていった。その後は上値が重く、週末引き続いてトランプ大統領と安倍首相が会食やゴルフをする予定となっていることもあってか、週末リスクを警戒する動きからポジションの解消がみられたのか値をさげて、ドル円は113.20円近辺で週の取引を終えていた。
【今後の見通し】
ドル円相場は今週も安値を更新したが、111.5円で反発をし112.5円を超えて週を終わることができた。チャート上では1月3日から引いたトレンドラインを一旦はブレイクしたものの終値では値を戻してしまっている。日足の75日移動平均線は週初めから大きく割り込んではいたが、終値では値を戻して終わっている。日米首脳会談を無事通過したことや、トランプ大統領から減税に関する発言がでてきたことから、ドル円は今後反発の見込みが出てきているとみておきたい。しかし、次週、再び112.5円を割り込むようであれば、しばらく安値圏でレンジ相場が続く可能性もあると考えて注意しておきたい。
【次週の予定】
日米首脳会談につづいて週末、トランプ大統領と安倍首相が共に過ごす予定となっており、日米の友好関係が深まれば好感されそうだが、もし何かネガティブな事件があれば週明けからの値動きに注意したい。ただし、安倍首相の人柄から考えて特に何もないとは見ている。次週は14日、15日にイエレン議長の議会証言が予定されている。イエレン議長から次回の利上げに関する発言がみられればドル高につながりやすい。経済指標では13日の日本のGDP速報値、14日の米卸売物価指数、15日の米消費者物価指数、米小売売上高に注目。
USD/JPY week O:112.403 H:113.862 L:111.586 C:113.226
USD/JPY予想レンジ 2月13日~2月17日 112.000-118.000

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