FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > 買われる米国債と低下する利回り USD/JPY相場2月20日~2月24日

買われる米国債と低下する利回り USD/JPY相場2月20日~2月24日

【月曜日】
先週からあまり変わらない値からスタートしたドル円相場は日本時間11時台になって上値が重かった113円の節目をブレイクすると113円がサポートラインとなって113円台前半でレンジ相場となっていた。18時台にはやや強く変われる場面もあったが、レンジの範囲内で収まり、その後はアメリカ市場が休みということもあって値を収束させていった。
【火曜日】
113円台前半で推移していたドル円は朝の8時台に米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁からの3月利上げの可能性を排除せずとの発言が伝わると上昇し、昨日からのレンジをブレイクして113.7円台まで値を上げていった。同日にはカシュカリ連銀総裁も発言をしていたがこちらの発言への市場の反応は限定的だった。ドル円は、113.7円台まで上昇した後は一旦は113.5円を割るところまで下落して調整したが、その後再び上昇すると高値を更新し22時台には113.774円まで上昇した。NY市場時間になると113.5円にNYカットのオプションが観測されていたためか0:00に合わせて値を下げる場面があり、同時刻帯に発表されていた米製造業PMIの数値が予想より悪かったこともあってかドル円は113.428円まで値を下げる場面があった。その後は1:00台に再び安値を更新したが下値は伸びず、ハーカー連銀総裁が再び3月利上げについて言及したこともあってドル円は113円台後半へと値をあげていった。
【水曜日】
113.728円まで値を戻していたドル円は日本市場開始とともに株価の下げにつられて値を下げていった。11時には113.3円台まで値を下げてそこから一旦は反発してジリジリと値を上げていたが、15時台になると再び値を下げ始めて19時になると113円を割り込むところまで値を下げていた。下げの要因はユーロの下落につられる形でドル円が値を下げ、ユーロが反発するとドル売りでさらに値をさげるという悪循環でドル円はどうやっても値を上げられずにいたようだった。フランスの選挙関連の動きにつられているという話もあったが、欧州の株価は特にリスクオフの反応はしておらず、通貨市場のみ反応していた。113円を割り込んだあとは一旦は反発したが、再び値を下げると22時台にはドル円は112.9円まで値を下げて安値を更新していた。安値を更新した後に再び反発をしたドル円は、24時に発表されたアメリカの中古住宅販売件数が予想よりも強かったことから値を上げて、その後0:40分頃にフランス大統領選でバイル氏が大統領選への不出馬を表明して、マクロン氏を支持するとの報道が伝わると、懸念されていたフランス大統領選のリスクが後退したことからかドル円は値を上げて113.5円を超えるところまで上昇していった。同時刻にパウエルFRB理事がアメリカの利上げに対してタカ派の発言をしていたこともドルの上昇を支えていたとみれる。日本時間23日4時にはFOMC議事録の公表がされたが、公表後にドル円は113.627円の高値をつけた後は、値を下げていき113円を割り込んで112.958円まで値をさげた。議事録の内容は早期利上げの議論はあったが、FRBのバランスシートに関する議論はなく、ドル高懸念の意見もみられたことでドルが売られたようだった。FOMC議事録の公表後に再びパウエルFRB理事の発言も見られてドル円は安値を付けた後は113円中盤まで値を戻していった。
【木曜日】
日本時間の早朝にムニューシン米財務長官が強いドルを支持するとの発言をしたことが伝わるとドル円は上昇し、113.455円まで値を上げていったが、上値は重くなっており113.5円を超えられずに値を下げるとジリジリと値を下げる展開が続いた。ドル円チャートでは時間足で三角保ち合いが形成されていて下値にはトランプラリー開始の安値から引くトレンドラインが位置していたが、21時にトレンドラインを割り込むとドル円は値を下げていった。同時間帯にはムニューシン米財務長官の発言が再び伝えられていて、ドル円はドル高容認の発言に反応して少し上昇する場面もあったが、「長期間低金利である可能性」と「ドル高には一定の問題がある」とドル高牽制発言が確認されるとドル売りとなっていた。その後に発表されたアメリカの経済指標は予想より弱い結果となっておりドル売りを強めていたとみれる。ドル円は112.556円まで下落し112.5円をブレイクする前で留まりレンジ相場となっていった。同日はアトランタ連銀総裁や、ダラス連銀総裁の発言も見られたが、影響は限定的だった。
【金曜日】
112円台で小さな三角保ち合いをしていたドル円はジリジリと値を上げて日本市場開始後に上方にブレイクしたが、112.949円まで上昇すると113円すら超えられずに値を下げて、欧州市場時間になってユーロの売りにつられて値を下げ始めると下方にブレイクし112.5円も割り込んで値を下げていった。22時には112.055円まで値を下げたドル円は112円手前で一旦強く反発をしたが、112.5円を超えられずに再び値を下げると深夜に112円を割り込んで119.937円まで値を下げていた。下落の主な要因は、米国債利回りの低下とみられ、米国債利回りは年初来安値を割り込むところまで値を下げていた。アメリカではトランプ大統領が会見をしていて、減税に関する発言も見られたが具体性がなかったため市場の反応は限定的だった。トランプ大統領は会見では相変わらずのメディア批判をしていた。
【今後の見通し】
ドル円はトランプラリー開始の安値から引くトレンドラインを割り込み、112.5円も割り込んでしまって週を終えた。

この下のサポートラインは2017年の安値111.586円がある。111.586円は1998年の高値147.630円と2013年の安値75.574円の半値に位置しているため、ある程度意識されている値かもしれないが、ここを割り込むと次はトランプラリーの半値戻しである110円のサポートラインが見えてくる。111.586円を割り込まずに反発できた場合、ドル円は111円から115円の中期レンジ相場に移行する可能性が高そうだ。111.586円を割り込んで一旦急落した場合、ドル円は底打ちし反転できる可能性が出てくるかもしれない。引き続き2017年のドル高予想は維持しておきたいが、当初想定していた以上にドル円は値を下げているため、予想の見直しをしてドルの反発が確認できるまで様子をみるほうがよさそうだ。
【次週の予定】
次週は2月から3月へと月が変わる中、トランプ大統領の演説がメインイベント。28日21時(日本時間は3月1日11時)に予定されていて当日の値動きに警戒しておきたい。減税とインフラ投資についても触れるとみられているが、内容に具体性が見られなかった場合は失望のドル売りとなる可能性がある。市場の期待値を上回る減税案、インフラ投資案が示された場合には、ドル円の反転の可能性もあるかもしれない。
経済指標では28日アメリカのGDP改定値、1日ISM製造業景況指数、3日ISM非製造業景況指数に注目。3日にはイエレンFRB議長の発言も予定されていてトランプ大統領の演説を受けての発言に注目しておきたい。3月の利上げはないと見ているが再びタカ派的な発言がされた場合には、やや過剰な反応になるかもしれない。
USD/JPY week O:112.855 H:113.774 L:111.937 C:112.130
USD/JPY予想レンジ 2月27日~3月3日 110.000-115.000

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前